フィリピンに帰国のクルーズ船乗員2人 陽性反応確認

フィリピンに帰国のクルーズ船乗員2人 陽性反応確認
フィリピン保健省は、新型コロナウイルスへの集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船し、先月、チャーター機でフィリピンに帰国したあと隔離されている乗員2人から、2週間余りたった10日、陽性反応が確認されたと発表しました。
新型コロナウイルスへの集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」には、乗客乗員合わせて538人のフィリピン人が乗船していました。

先月25日、このうち感染が確認されず帰国を希望する445人が、フィリピン政府が用意したチャーター機で帰国し、経過観察のため隔離されています。

帰国した人たちには、毎日、ウイルスの検査が行われており、フィリピン保健省は10日夜、31歳と34歳の男性乗員2人から陽性反応が確認されたと発表しました。

帰国した人たちは11日、隔離を解かれ、自宅などに帰ることになっていましたが、フィリピン保健省は、感染が確認された2人については2週間、隔離を延長することを決め、さらに隔離施設内で2人の近くにいた帰国者についても隔離を延長する方向で検討を進めています。