柔道の五輪予選期間 6月末まで延長 新型コロナウイルス影響

柔道の五輪予選期間 6月末まで延長 新型コロナウイルス影響
IJF=国際柔道連盟は10日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ことし5月末までだった東京オリンピック予選の期間を6月30日まで延長すると発表しました。
東京オリンピックの柔道の出場資格は、男女合わせて14階級それぞれで各国と地域1人に限定したうえで、ことし5月25日時点の世界ランキングで上位18人を選び、残りの枠は各大陸の連盟などに分配することになっていました。

IJFは、新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大していることを受けて、ランキングの対象となる国際大会を今月と来月中止しました。

このため、男子100キロを超えるクラスでオリンピック2連覇を果たし、最新の世界ランキングで30位のフランス、テディ・リネール選手や、ビザの発給を受けられず先月の国際大会に出場できなかった中国の選手など今後、ランキングを上げて出場を目指す選手への影響が懸念されていました。

IJFは10日、オリンピック予選の期間をことし6月30日まで延長すると発表しました。

5月と6月には4つの国際大会が予定されています。

日本は14階級すべてで開催国枠があり、男子66キロ級をのぞく13階級ですでに代表内定選手が決まっています。