新型コロナウイルス G20が協調した対応の可能性 麻生財務相

新型コロナウイルス G20が協調した対応の可能性 麻生財務相
麻生副総理兼財務大臣は10日の参議院の財政金融委員会で、新型コロナウイルスの感染拡大に対するG20=主要20か国の対応について、「アメリカを含めてまとまりつつある」と述べ、各国が協調した対応を取る可能性もあるという認識を示しました。
この中で麻生副総理兼財務大臣は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、G20=主要20か国が改めて会合を開き、具体的な対応を示すべきではないかと問われたのに対し、「アメリカでは西海岸だけではなく、東海岸でも同じように感染が出ている。ヨーロッパでもイタリア、スペイン、それからイランなど、中国とつきあいが深い国に感染が広がっていると見ている」と述べました。

そのうえで麻生副総理は「今度はヨーロッパがやらないといけない番ではないかと思っている。いずれにしてもアメリカも含めて結構まとまってきつつあるかなという感じがする」と述べ、各国が協調した対応を取る可能性もあるという認識を示しました。

また麻生副総理は新型コロナウイルスについて、「武漢発のウイルスの話で、新型とかついているが、『武漢ウイルス』というのが正確な名前だと思う」と述べました。