クルーズ船で感染の乗客ら 愛知 岡崎の施設から全員退所

クルーズ船で感染の乗客ら 愛知 岡崎の施設から全員退所
新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船の乗客らを受け入れてきた愛知県岡崎市の施設では陰性が確認されるなどして9日までに全員が退所しました。
岡崎市の藤田医科大学岡崎医療センターでは、ことし4月の開院を前に国の要請を受けて先月19日からクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員のうち感染した人と同行者の合わせて128人を受け入れました。

陰性が確認されるなどした人はこれまでに退所していて、9日は残っていた26人のうち第2陣で入所した1人が問診の結果、別の医療機関に搬送された一方、第1陣から第3陣の25人が基準となっている2度目の陰性が確認されて退所し、これで施設の滞在者はいなくなりました。

藤田医科大学岡崎医療センターでは、開院に向けて施設の消毒や診療機器の搬入などを進める予定で、10日国や岡崎市などと会見を開き、今後の予定などについて説明することにしています。