新型コロナウイルス感染拡大 アメリカ各地で非常事態宣言

新型コロナウイルス感染拡大 アメリカ各地で非常事態宣言
アメリカでは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて新たに西部オレゴン州が非常事態宣言を出しました。また、東部ニューヨーク州では感染者の数が100人を超えました。
アメリカ西部、オレゴン州のケイト・ブラウン知事は8日、記者会見を開き、州内の感染者が前の日から7人増えて14人になったとしたうえで「衛生当局との協議の結果、人員を迅速に配置し、必要な物資を提供するため州に非常事態宣言を出した」と述べました。

アメリカでは西部のカリフォルニアとワシントン州、東部のメリーランド州とペンシルベニア州、それにニューヨーク市を含むニューヨーク州がすでに非常事態宣言を出しておりオレゴン州で6州目です。

ニューヨーク州のクオモ知事は8日、州内での感染者は16人増えて105人になったと発表しました。このうちの82人が日本人も多く住むニューヨーク市郊外のウエストチェスター郡で確認されているとしています。

また、中西部ネブラスカ州の保健当局は8日、最近イギリスへ旅行した36歳の女性が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。

全米50州のうちすでに20以上の州で感染が確認されていて各地で対策が本格化しています。