大相撲 春場所 2日目の見どころ

大相撲 春場所 2日目の見どころ
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて観客を入れずに始まった大相撲春場所は2日目、大関昇進がかかる関脇 朝乃山は先場所、初優勝を果たした平幕の徳勝龍と対戦します。
大相撲春場所は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて観客を入れずに8日から始まり大きな混乱なく初日を終えました。

大関昇進がかかる関脇 朝乃山は白星発進し9日は、先場所幕内で最も下位の番付、幕尻の力士として20年ぶりの優勝を果たし大幅に番付を上げた前頭二枚目の徳勝龍と対戦します。

ともに近畿大学を卒業した2人の過去の対戦は、平成29年秋場所の1回だけでこの時は先輩の徳勝龍が「突き落とし」で勝ちました。

朝乃山が得意の右四つに持ち込めば優位ですが、徳勝龍としては、先場所のような勝負強さを見せたいところです。

38年ぶりに大関が1人となった場所で、初日に白星をあげた貴景勝は、前頭二枚目の隠岐の海と対戦します。

貴景勝が過去6勝1敗と相性のいい隠岐の海を相手に鋭い立ち合いから持ち味の突き押しで圧力をかけることができれば優位は動きません。

先場所いずれも途中休場した両横綱は、初日にそろって白星をあげました。

白鵬は前頭筆頭の大栄翔と、鶴竜は先場所敗れた小結 北勝富士との一番です。

観客のいない今場所は、しこ名を呼ぶ声や歓声もなく会場が静まり返る中で行われています。

力士が通常とは異なる環境でもいつもどおりに集中力を維持し実力を発揮できるかどうかも見どころの1つになりそうです。