大相撲春場所8日初日 異例の無観客で 大関昇進かかる朝乃山

大相撲春場所8日初日 異例の無観客で 大関昇進かかる朝乃山
大相撲春場所は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて観客を入れずに開催され、8日に初日を迎えます。大関昇進がかかる関脇・朝乃山は、平幕の隠岐の海と対戦します。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、春場所は、観客を入れずに開催され、8日に大阪 浪速区の大阪府立体育会館で初日を迎えます。

日本相撲協会によりますと、大相撲では、昭和20年6月の夏場所を非公開で行い、軍人などが見学したケースがありますが、観客を入れずに本場所を開催するのは今回が初めてです。

大関昇進がかかる関脇・朝乃山は前頭2枚目の隠岐の海と対戦します。

大関昇進の目安とされる直近3場所の合計33勝には12勝が必要で、過去7勝1敗と相性のいい隠岐の海を相手に、得意の右四つに持ち込んで順調に白星をあげられるか注目されます。

大関・貴景勝は、38年ぶりに大関が1人となった場所で、平幕の高安と対戦します。

貴景勝は、場所前の連合稽古で高安に3勝7敗と負け越していて、持ち味の突き押しで圧力をかけられるかが勝負のポイントとなりそうです。

先場所、いずれも途中休場した両横綱のうち、白鵬は小結・遠藤との対戦。

鶴竜は、平幕の大栄翔との一番です。

多彩な取り口で自己最高位の前頭4枚目に番付をあげた炎鵬は、優勝2回の実力者、平幕の御嶽海との初顔合わせの一番です。

今場所は、力士などに感染者が出た場合は、場所の途中でも中止にする方針が示されるなど、異例の場所となる中、力士がどのような相撲を見せるのか注目されます。