休校中の子どもの食事支援 レトルト食品など無償提供 福井

休校中の子どもの食事支援 レトルト食品など無償提供 福井
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、小中学校などの臨時休校が続くなか、共働きなどで子どもの食事作りに困っている家庭を支援しようと、福井県敦賀市では市民の団体が家庭で余っているレトルト食品などを回収して、必要な家庭に無償で提供する取り組みを始めました。
これは、共働きなどの家庭では平日に子どもたちの昼食や弁当作りが難しくなることから、こうした家庭を支援しようと、敦賀市で子ども食堂を運営する団体が始めました。

6日は市内のスーパーマーケット、「ハーツつるが店」にブースが設けられ、団体のメンバー5人が買い物客に家庭で余っているレトルト食品などの提供を呼びかけると、缶詰やパンなどを持参した人たちが訪れました。

中には、みかんや干し芋などをかばんいっぱいに入れてくる人の姿もありました。
食品の提供の呼びかけは7日も行われ、集まった食品は同じ場所で希望する世帯に無償で配布されるということです。

取り組みを始めた子ども食堂「青空」を運営する団体の中村幸恵代表は、「休校で困っている子どもや親たちがいるので子ども食堂としても継続的に支援を行いたい」と話していました。