大相撲 37度5分以上の発熱2日連続で原則休場に 感染拡大受け

大相撲 37度5分以上の発熱2日連続で原則休場に 感染拡大受け
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本相撲協会は健康管理のために行われている力士の体温測定で37度5分以上の発熱が2日続いた場合は、原則として休場とすることを決めました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本相撲協会は8日から大阪 浪速区の大阪府立体育会館で始まる春場所について、観客を入れずに開催することを決めています。

相撲協会では、これまで健康管理のために力士の体温測定をしたうえで、37度5分以上の発熱が1回でもあった場合、休場とする方針を示していました。

しかし、この基準では、場所の運営が厳しくなることが予想され、改めて感染予防の専門家に相談した結果、毎日朝と夜に体温測定をしたうえで、37度5分以上の発熱が2日続いた場合、原則として休場とすることを決めました。

ただし、病院などで診察などを受け新型コロナウイルスの感染の疑いがないと医師が診断した場合、相撲協会に診断書を提出すれば出場を認めるということです。

また力士の所属する部屋の宿舎から会場までの移動手段については、不特定多数の人たちとの接触をなるべく避けるため電車やバスの公共交通機関を使わず原則として、各部屋の車か、タクシーを利用することを決めました。

タクシー代金については、すべて相撲協会が負担するということです。

日本相撲協会の広報部長を務める芝田山親方は「状況は常に変わり、混乱はするが、一つ一つ対応していく」と話していました。