官房長官 現時点で「緊急事態」宣言する状況にない

官房長官 現時点で「緊急事態」宣言する状況にない
新型コロナウイルスのさらなる感染拡大に備え「緊急事態宣言」を可能にする法案について、菅官房長官は衆議院内閣委員会で、現時点では緊急事態を宣言する状況にはないという認識を示しました。
政府は、新型コロナウイルスのさらなる感染拡大に備え、総理大臣が「緊急事態宣言」を行い、自治体による外出の自粛や学校の休校などの要請や指示を可能にする法案を来週、国会に提出する方針で、今月13日にも成立する見通しです。

これに関連して菅官房長官は衆議院内閣委員会で、野党議員から「現時点で緊急事態宣言を出すべき状況にあるか」と質問されたのに対し「そこはないと認識している」と述べ、現時点では緊急事態を宣言する状況にはないという認識を示しました。

また菅官房長官は、野党議員から中国の習近平主席の日本訪問延期が中国と韓国に対する水際対策強化の判断に影響したのではないかとただされたのに対し「完全に別で行っている」と述べ、否定しました。