クルーズ船めぐり政府答弁書「乗員は適切な措置取っていた」

クルーズ船めぐり政府答弁書「乗員は適切な措置取っていた」
新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船をめぐり、政府は6日の閣議で、船内の乗員は、国立感染症研究所などが作成した感染予防策に基づき、常にマスクを着けるなどの適切な措置を取っていたとする答弁書を決定しました。
集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」をめぐり、立憲民主党の牧山ひろえ参議院議員は、質問主意書で、船内で乗員が提供した飲食物や乗客の散歩が、集団感染の要因の1つとなったのではないかとただしました。
これに対し、政府は6日の閣議で決定した答弁書で、乗員は、国立感染症研究所などが作成した感染予防策に基づき、飲食物の調理から乗客への提供に至るまで、常にマスクを着けるなどの適切な措置を取っていたとしました。

また、乗客に対しては、専門家の了解を得て厚生労働省が作成した「船内行動における注意事項」を示し、定期的に散歩などの軽い運動を勧めるとともに、乗客どうしは2メートルの間隔をとるよう周知していたとしています。

そのうえで、今回のクルーズ船に関する政府の対応については、今後しっかりと検証していくとしています。