日経平均 700円超下落 売り注文加速

日経平均 700円超下落 売り注文加速
6日の東京株式市場は新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に深刻な影響を及ぼすという見方から午後に入って一段と売り注文が加速し、日経平均株価は一時、700円以上値下がりし全面安になっています。
5日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価が再び一時、1000ドルを超える大幅な下落となったほか、6日のアジア各国の株式市場でも株価が軒並み値下がりしているため、東京市場は午後に入って一段と値下がり幅が拡大しています。

新型コロナウイルスの感染拡大がおさまらず世界経済に深刻な影響を及ぼすという見方に加え、外国為替市場で一時、1ドル105円台後半まで円高が進み、輸出関連企業の業績が落ち込むのではないかという警戒感が強まっているためです。

市場関係者は「日本政府が、中国と韓国からの入国者に指定場所で2週間の待機を要請することを決め、観光客がさらに減り景気が冷え込むことを懸念する投資家も多く、売り注文に拍車がかかっている」と話しています。