中国の保健当局は新型コロナウイルスに関するガイドラインを一部改訂し、感染者の便や尿からもウイルスが検出されたとして、排せつ物からの感染にも注意を呼びかけています。

中国の保健当局、国家衛生健康委員会は新型コロナウイルスの診断や治療の方法に関するガイドラインを一部改訂し、４日公表しました。

この中でウイルスの感染経路として、これまでの飛まつ感染、濃厚接触による感染、密閉された環境で長時間、高密度の「エアロゾル」にさらされた場合に加え、感染者の便や尿からもウイルスが検出されたとして、排せつ物による「エアロゾル」の発生や接触にも注意すべきだとしています。

またガイドラインでは感染者の病理検査の結果も示し、肺の組織が損傷を受けたり、ひ臓が明らかに縮小したりする症状が確認されたとしています。