「新型ウイルスが水道管に」不審電話相次ぐ “アポ電”か

新型コロナウイルスの感染が広がる中、群馬県や長野県でウイルスに関連した不審な電話が相次いでいることが分かりました。警察は詐欺などのおそれがあるとして注意を呼びかけています。
群馬県警によりますと、3日、群馬県高崎市内の複数の住宅に水道業者を装う男から電話があり「新型コロナウイルスが水道管についている」などと言って、除去費用を要求してきたということです。

これまで被害は確認されていませんが、警察は、新型コロナウイルスの感染拡大に乗じた詐欺や悪質商法のおそれがあるとしています。

また長野県内でも先月、保健所の職員などを装った不審な電話があり、「コロナウイルスが流行しています。手洗いとうがいを徹底してください。つきましては家族構成を教えてください」などと言われたということです。

警察は、どれくらいの資産を持っているか聞き出す、いわゆる「アポ電」の疑いがあるとして、不審な電話を受けた場合は、最寄りの警察署や警察の安全相談専用電話、「#9110」に相談するよう呼びかけています。