東京オリンピック ポーランド代表選手ら群馬 高崎での合宿中止

東京オリンピック ポーランド代表選手ら群馬 高崎での合宿中止
東京オリンピックでポーランドの代表となっている金メダリストなどが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ホストタウンの群馬県高崎市で予定していた合宿を取りやめたことが、NHKの取材で分かりました。
高崎市は、東京オリンピックでポーランドのホストタウンとなっています。
合宿の受け入れを中心になって進めてきた「高崎財団」によりますと、オリンピックの女子ハンマー投げでロンドン大会とリオデジャネイロ大会の2大会連続で金メダルを獲得したアニタ・ボータルチク選手が今月31日から来月19日まで、また柔道の代表選手など10人が今月10日から15日まで合宿を行う予定でした。

しかし、先月27日、ボータルチク選手のコーチとポーランドの柔道連盟からそれぞれ財団に対して「新型コロナウイルスを心配している」「ポーランド外務省から日本への渡航を控えるよう注意喚起があった」という内容のメールが届き、来日そのものを取りやめることが伝えられたということです。

ボータルチク選手は、来月1日に高崎市内で行われる聖火リレーの関連イベントにも招待される予定だったということで、高崎財団企画誘致部の江原文弘部長は、「合宿に向けて万全の準備をしてきたので非常に残念だが、メールには『オリンピック本番前の合宿で会いましょう』と書かれているので次に期待しています」と話していました。