臨時休校 家事代行会社が対応強化 食事作り置きサービス需要増

臨時休校 家事代行会社が対応強化 食事作り置きサービス需要増
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、多くの学校が臨時休校となる中、家事代行会社には、子ども向けの食事を作ってほしいという依頼が増えていて、各社は対応を強化しています。
多くの学校が臨時休校となったことを受け、東京 品川区の家事代行会社は、共働きの家庭などで子どもの弁当のおかずを作り置きしたいというニーズが高まるとみています。

このため、自宅を訪問して冷凍保存ができる5日分の弁当のおかずを作るサービスを5日から始めることになりました。通常の10倍以上の申し込みがあるということで、小学生から高校生までの子どもがいる家庭には通常より安い料金で提供するとしています。
「CaSy」の加茂雄一代表取締役CEOは「学童保育に持って行く弁当作りなど、困っている家庭を少しでもサポートしたい」と話していました。
一方、東京 中央区の家事代行会社も、臨時休校の影響を受けている家庭に対し、通常より安い料金で食事の作り置きなど家事代行のサービスを提供するとしています。

ただ、社員やスタッフの中にも休校の影響を受けている人がいることから、本社や支店に託児スペースを設け、需要の増加に応えようとしています。
「ベアーズ」の執行役員、後藤晃さんは「働きたいけど休校で働けないという状況に陥らないようにして、スタッフの働く時間を確保し、顧客のニーズに応えたい」と話しています。