乗車前にサーモグラフィーで顔温度チェック 都営地下鉄

乗車前にサーモグラフィーで顔温度チェック 都営地下鉄
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、都営地下鉄の都庁前駅に、電車に乗る前の客が、顔の表面の温度をチェックできるサーモグラフィーを使ったカメラが設けられました。
カメラは、東京 新宿区にある都営地下鉄大江戸線の都庁前駅に4日から設けられました。
カメラの前に立つと、横のモニターに顔の表面の温度が色で表示されます。数字でも温度が表示されるため、熱があるかどうかの目安として客が自分でチェックすることができます。

電車に乗る前に使ってもらい、人が密集する車内で感染が広がるのを防ぐのが目的です。カメラの近くには相談窓口の電話番号も案内されていて、不安があれば電話するよう呼びかけています。

カメラを設けた都は、今後の利用状況などもみて、ほかの駅への設置も検討したいとしています。

都交通局安全対策推進課の新原寛史課長は「混雑時は多くの人が乗車するので、体調が気になる人はぜひ利用してほしい」と話していました。