北海道の住民にマスク配付へ 政府22億円超支出を決定

北海道の住民にマスク配付へ 政府22億円超支出を決定
政府は、緊急事態宣言が出されている北海道ではマスクの必要性が特に高まっているとして、このうち感染者が増えている自治体の住民にマスクを配る方針です。
これに伴い、マスクを生産する企業から法律に基づいて商品を一括して買い取る費用などとして22億8500万円を今年度予算の予備費から支出することを3日の閣議で決めました。

この結果、今年度予算の予備費の残額は2719億円となります。

政府は今月10日をめどにまとめる第2弾の緊急対応策に残りの予備費を活用する方針で、臨時休校に伴って仕事を休む保護者への新しい助成金制度などを盛り込むことにしています。

菅官房長官「1世帯3人想定で配布」

菅官房長官は午後の記者会見で、政府から感染が拡大する北海道の自治体に届けられるマスクについて「感染拡大の防止の観点から、迅速にマスクを配布するため、1世帯一律3人という想定で各世帯へ配布する」と述べました。