臨時休校 学童保育“学校教員が支援員”など対応策 厚生労働省

臨時休校 学童保育“学校教員が支援員”など対応策 厚生労働省
新型コロナウイルスによる臨時休校で学童保育の利用が増えると予想されることから、厚生労働省は学校の教員が支援員を務めることを認めるなどとする対応策をまとめました。
全国の学校では政府による要請で2日から順次、臨時休校が始まる一方、厚生労働省は「共働き家庭などでは小学校の低学年の子どもを一人で留守番させることは難しい」などとして、学童保育については原則、開所するよう求めています。

これに合わせ、内閣府と厚生労働省は費用の補助や職員確保のための対応策をまとめ、都道府県などに通知しました。

この中で学童保育の運営に携わる支援員について、臨時休校で利用者が増え、不足した場合に備えて、学校の教員が支援員を務めることを認めることにしました。

また、いつも放課後に預かっている子どもを午前中から預かる場合、40人ごとに、1日当たり1万200円、通常預かっていない子どもを新たにクラスを設けて預かる場合、1クラスに3万6000円を補助するということです。

これらの費用は国が全額負担し、保護者には追加の負担は求めないということです。

このほか学童保育に学校の空き教室を活用するよう2日、通知することにしています。