新型ウイルス 名古屋の70代女性感染確認 別の患者3人と同室

新型ウイルス 名古屋の70代女性感染確認 別の患者3人と同室
名古屋市に住む70代の女性が29日、新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。女性は入院先の病院で、28日までほかの患者3人と同じ病室にいたということで、病院が患者やスタッフの健康観察を続けています。
名古屋市と病院によりますと新たに感染が確認されたのは、日本国籍で、市内に住む70代の女性です。

女性は2月23日、肺炎などの症状で名古屋市緑区の「南生協病院」に入院し、29日、新型コロナウイルスの感染が確認されました。女性は、人工呼吸を行う重篤な状態だということです。

女性と名古屋市内で感染した人との接触はこれまでに確認できていないということで、市が入院前の行動歴を調べています。

また、病院によりますと女性は23日に入院した際、一般的な肺炎と診断されたため、症状が悪化して個室に移った28日までの間、ほかの入院患者3人と同じ病室にいたということです。

病院は入院患者と、女性と接触した可能性がある病院のスタッフの健康観察を続けています。

肺炎のため別の病室に入院している2人の患者については、名古屋市に新型コロナウイルスの検査を依頼したということです。

病院は、当面、40人前後の病院のスタッフを自宅で待機させ、救急も含めた外来診療を休止するということです。

愛知県内で新型コロナウイルスの感染が確認されたのは29人となりました。