高知で初めての新型ウイルス感染確認 30代看護師

高知で初めての新型ウイルス感染確認 30代看護師
高知県は、高知市に住む30代の看護師の女性が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
高知県によりますと女性は、のどの痛みを訴えて今月14日に医療機関を受診し、抗生剤の投与を受けていったん体調は回復しました。

しかし、18日になって再びのどの痛みやせきの症状が出て医療機関を受診したところ、肺炎の症状が認められ、ウイルス検査の結果、感染が確認されたということです。

高知県で新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは初めてです。

女性は勤務先に自家用車で通勤し、体調を崩したあとはマスクを着けて過ごしていたということです。

今月15日から翌日にかけて大阪を旅行していましたが、海外への渡航歴や中国・武漢からの帰国者との接触もないということです。

高知県の浜田知事は、29日開かれた県の対策本部会議で「これ以上の感染拡大を防ぐため、より一層、緊張感をもって対策をとってほしい」と述べました。

女性は今月15日に大阪でコンサート鑑賞

大阪市の松井市長は、高知県で新たに新型コロナウイルスへの感染が確認された30代の女性が今月15日に大阪市を訪れ、都島区にある「大阪京橋ライブハウスArc」で行われたコンサートを鑑賞していたことを明らかにしました。

松井市長は「当日は午後5時半ごろに始まり、100人程度が参加していた。施設はすでに保健所による消毒も済んでいるが、このコンサートに参加して発熱などの症状がある方は保健所に連絡をしてほしい」と呼びかけています。