中国で生産や物流の混乱続く 日本国内の商品供給に影響

中国で生産や物流の混乱続く 日本国内の商品供給に影響
新型コロナウイルスの感染拡大で、中国での生産や物流の混乱が続いていることから、パソコンや衣料品といった国内の商品の供給に影響が広がっています。
パナソニックは、ビジネス向けのノートパソコンや電動アシスト自転車のそれぞれ一部について、中国からの部品の調達が滞っているため国内で生産ができなくなっていて、会社が運営するオンラインストアでは在庫切れになる商品が出ているということです。

一部の温水洗浄トイレやシステムキッチンなども生産を見合わせていて、新規の受注を停止しています。

また、住宅設備メーカーのTOTOとLIXILも、国内で生産している温水洗浄トイレやシステムキッチンなどの一部の商品の納期が遅れているということです。

このほか、「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングは、中国にある工場の生産や物流に遅れが生じているため、今月予定していた一部のTシャツなどの新商品の発売を来月に延期しました。

新型コロナウイルスの感染拡大をめぐっては、自動車でも購入者への納車の時期に遅れが出ている車種があり、世界の工場と呼ばれる中国での生産や物流の混乱がさまざまな商品の供給に影響しています。