“ティッシュ品切れはデマ” 熊本市長がツイッターで注意

“ティッシュ品切れはデマ” 熊本市長がツイッターで注意
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて紙不足になるという誤った情報が流れ、ティッシュペーパーなどの日用品の品切れが起きているとして、熊本市の大西一史市長は27日、自身のツイッターで注意を呼びかけました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、SNSで「マスクの材料に紙が回される」とか「原材料が中国から輸入できなくなる」といった誤った情報が流れ、熊本県でもドラッグストアなどではトイレットペーパーやティッシュペーパーなどの日用品の品切れが起きているということです。

このうち熊本市東区のドラッグストアでは、27日から紙製品を買い求める人が増え、トイレットペーパーは「1人1個まで」と貼り紙を出したということです。70代の女性は「まだ家にもストックはありますが、うわさを聞いて不安になったので買いに来ました」と話していました。

ドラッグストアの馬原稔店長は「品薄状態が続き、営業時間前から行列ができて驚いています。この異常な状況は熊本地震のときもありましたが、卸元から供給が滞ることはないと聞いているので、生活に必要な分を必要なだけ購入してほしい」と話していました。
こうした状況に熊本市の大西市長は27日、自身のツイッターで、「デマにご注意。確認したところティッシュ等はほとんどが国産で製造に全く影響ありません。まとめ買いしなくても大丈夫です。皆さん落ち着いて行動してください」と投稿しました。

またトイレットペーパーやティッシュペーパーのメーカーなどでつくる業界団体の「日本家庭紙工業会」は、「トイレットペーパーやティッシュペーパーの多くは、国内で生産されています。在庫も十分あるため、買い占めをしなくても十分供給することができるので落ち着いて行動してください」とコメントしています。