新型ウイルス 東日本大震災の追悼式典 規模縮小して開催 福島

新型ウイルス 東日本大震災の追悼式典 規模縮小して開催 福島
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、福島県は来月11日に予定している東日本大震災の追悼の式典について、一般の人の来場を中止するなど規模を縮小して開催すると発表しました。
福島県は毎年、3月11日に県主催で行っている東日本大震災の「追悼復興祈念式」について、ことしは式の規模を縮小して開催すると発表しました。

発表によりますと、大勢の人が集まって感染が広がるのを防ぐため、当初は150人ほどを見込んでいた一般の人の来場をすべて中止するということです。また式の会場では席の間隔を空けて座ることで、飛まつによる感染を防ぎたいとしています。福島県は式に出席できなくなる一般の人のために、式典の動画をインターネットで配信することも検討しているということです。

このほか来月7日から11日にかけて、福島県内の各地で予定されていた追悼イベント「キャンドルナイト」はすべて中止されることになりました。

福島県企画調整課の高橋洋平課長は「式は犠牲になった人を悼み、復興への思いを新たにする県民にとって重要なものだ。感染のリスクを最小化し、規模を縮小して実施すれば開催できると考えている」と話しています。