ヨーロッパ株式市場 全面安 感染拡大への警戒感

ヨーロッパ株式市場 全面安 感染拡大への警戒感
ヨーロッパの株式市場は28日の取り引きが始まった直後から、またも全面安の展開となり、株価の下落幅はドイツ・フランクフルトやロンドンの市場で3%を超えるなど大幅な値下がりとなっています。
新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感で今週、株価が急激に値下がりしているヨーロッパの株式市場では、28日も取り引き開始直後からほとんどの銘柄に売り注文が広がり、全面安の展開となっています。

主な市場の株価指数は、日本時間の午後10時現在で、前日の終値と比べて
▼ドイツのフランクフルト市場でおよそ3.4%、
▼ロンドン市場でおよそ3.2%、
▼パリ市場でおよそ2.9%、
▼イタリアのミラノ市場でおよそ2.7%、それぞれ下落し、いずれも大幅な値下がりとなっています。

市場関係者は「新型コロナウイルスへの感染がヨーロッパでも深刻化し、どこまで広がるか分からない状況になっていて、投資家の心理は、かつてないほど冷え込んでいる」と話しています。