韓国大統領 新型コロナウイルス対応で与野党代表と協議

韓国大統領 新型コロナウイルス対応で与野党代表と協議
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は28日午後、国会を訪れて与野党4党の代表と面会し、新型コロナウイルスをめぐる対応を協議しました。
この中でムン大統領は「厳しい状況だが、私たちは乗り越えることができる。政府と国会が力をあわせれば解決が早まる」と協力を呼びかけました。

これに対し、最大野党「未来統合党」のファン・ギョアン(黄教安)代表は一丸となって対応することに理解を示す一方で「今の危機の背景には、政府の失敗が決定的な影響を及ぼした。何よりも初動が失敗だった」とムン政権の対応を厳しく批判しました。

韓国では28日の1日で感染者が571人増え、2337人となりました。感染者の増加数は1日としてはこれまでで最も多く、3日連続、過去最高のペースで増加しています。

大手自動車メーカーヒョンデ(現代)自動車によりますと、南部のウルサン(蔚山)にある工場の労働者が新型コロナウイルスに感染していたことが分かったため、工場が操業を停止したということで、感染の拡大とともに経済や社会への影響が広がっています。