臨時休校 子どもがいる医療関係者の間でも動揺 千葉

臨時休校 子どもがいる医療関係者の間でも動揺 千葉
全国の小中学校や高校などへの臨時休校の要請について、子どもがいる医療関係者の間でも動揺が広がっています。
このうち、千葉市の50代の女性医師は小学1年生の子育て中で、ふだんは週4日、複数の小児科のクリニックを掛け持ちする形でフルタイムで働いています。

最近は、診察する中で新型コロナウイルスについての問い合わせも増えているということです。

今回の要請について女性医師は「休校とのニュースを見てしばらく固まりました。医療関係者は自分が仕事を休むことで医療が滞ってしまい、よけいに事態が悪化することはよくわかっているので、仕事は休めない、子どもは学校に行けない、さあどうしようと思いました」と話していました。

また、「感染はもちろん心配ですが、幼い子どもが1人で留守番をさせられ、危ない目にあうとか心細い思いをすることがあってはいけないと思います」と、子どもたちへの影響を懸念していました。

一方、女性が住む千葉市は28日、暫定的におよそ2週間の休校を決めたうえで、学校で小学校1、2年生などを預かる方針を決めました。これについては「子どもの行き場がありそうなのでほっとしました。学校は休みだけれど子どもは預かるという措置が感染拡大の防止にどれだけ有効なのかという矛盾はありますが、致し方ないのかなと思います」と話していました。