アジアの株式市場は軒並み下落 新型ウイルス

アジアの株式市場は軒並み下落 新型ウイルス
28日のアジアの株式市場は、27日のニューヨーク市場でダウ平均株価が過去最大の下げ幅となるなど、新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が一段と強まっていることを受けて取り引き開始直後から売り注文が広がり、各地で株価は軒並み値下がりしています。
このうち中国 上海の株式市場は代表的な株価指数の「総合指数」が、日本時間の午前11時半の時点で、27日の終値と比べておよそ2.8%の大幅な下落となっています。

アジアのほかの株式市場でも軒並み下落し、韓国と香港でおよそ2.2%、シンガポールでおよそ2.1%、大きく値下がりしています。

また、オーストラリアでも、およそ2.4%の大幅な下落となっています。

市場関係者は「27日のニューヨーク市場でダウ平均株価が過去最大の下げ幅の1190ドル余り値下がりするなど、新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が一段と強まっている。韓国やイタリアなどで感染者が増え続けるなか、世界的な株安の連鎖に歯止めがかかっていない」と話しています。