クルーズ船乗員 きょうは約100人が下船へ

クルーズ船乗員 きょうは約100人が下船へ
新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船の乗員のうち、ウイルス検査で陰性だった人たちの下船が27日から始まり、埼玉県和光市にある国の宿泊施設に移動しました。28日もおよそ100人が船を下りる見通しです。
横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では、およそ3700人の乗客・乗員のうち帰宅後に感染が分かった人を除くと、これまでに705人の感染が確認され、順次、医療機関に搬送されました。

船に残った乗員全員にもウイルス検査が行われた結果、27日から陰性だった人たちの下船が始まり、乗員91人が埼玉県和光市にある国の宿泊施設に移動しました。

船内に残ったおよそ150人の乗員の多くは外国人で、28日はおよそ100人が船を下りて施設に向かう予定です。乗員は健康観察の期間として14日間、宿泊施設に滞在し、再び検査を受けて陰性と確認されれば出国する予定だということです。

厚生労働省によりますと施設に移動せずに各国のチャーター便などで帰国する乗員もいるということで、数日後、クルーズ船の管理に必要な乗員が最後に船を下りる予定です。

また27日は乗客1人が船を下り、これで乗客の下船はすべて終えたということです。