東京港に寄港予定のクルーズ船3分の1がキャンセルに

東京港に寄港予定のクルーズ船3分の1がキャンセルに
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ことし東京港に来る予定だったクルーズ船のおよそ3分の1の寄港が取りやめられたことが分かりました。
東京港には、来月からことしの年末までの10か月間に、クルーズ船が36回寄港する予定でした。

ところが新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、船会社が相次いで寄港を取りやめていて、東京都によりますと、その数はすべての寄港回数のおよそ3分の1に当たる13回に上っているということです。

このうち11回は、都が世界最大級のクルーズ船の誘致を目指して整備を進め、東京オリンピックが始まる直前に開業する予定の新しい港「東京国際クルーズターミナル」に寄港する予定だったということです。

都は大型クルーズ船1回の寄港でおよそ2億円の経済効果を見込んでいましたが、相次ぐ取りやめで見通しの修正は避けられない状況です。

都港湾局は「キャンセルが出たことは非常に残念だが、やむをえない。早く収まることを願っている」と話しています。