JOC山下会長「早く収束する方向で協力」 各競技団体と連携

JOC山下会長「早く収束する方向で協力」 各競技団体と連携
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、安倍総理大臣が大規模なスポーツイベントなどを今後2週間程度、中止か延期、または規模を縮小するよう要請する考えを示したことについて、JOC=日本オリンピック委員会の山下泰裕会長は「早く収束する方向で協力していきたい」と述べ、各競技団体と連携して対応を進める考えを示しました。
JOCの山下会長は26日午後、文部科学省でスポーツ庁や日本スポーツ振興センターなどと、来年度以降の選手強化費について協議する会合に出席しました。その後、NHKなどの取材に応じ、安倍総理大臣が大規模なスポーツや文化イベントなどについて、今後2週間程度、中止か延期、または規模を縮小するよう要請する考えを示したことを受けて「スポーツ庁から各中央競技団体に協力を要請するという話があった。なんとか早く収束する方向でみんなで協力していこうとなった」と述べました。

また、今後の大会に影響が及ぶことについては「これ以上、患者数が増えていかないためには致し方ないと思う。加盟団体やスポーツ庁などと連携を密にしながら対応を検討していきたい」と述べました。

一方で、開催の判断については「やることのリスク、やらないことのリスクはそれぞれ違うし、やる、やらないだけでなく、やり方を変えることも含めて、みんなで真摯(しんし)に受け止めて対策を検討するしかないと思う」と述べました。