神奈川県 可能な限りテレワークや時差出勤 感染対策で

神奈川県 可能な限りテレワークや時差出勤 感染対策で
新型コロナウイルスの感染の拡大を防ぐため神奈川県は、およそ2週間、県職員のテレワークや時差出勤などで混雑時の感染を防ぐほか、県立の学校の行事を原則として延期や中止とする方針を決めました。
新型コロナウイルスをめぐって政府が対策の基本方針を決めたことを受けて、県は、26日付けで黒岩知事を本部長とする「対策本部」を発足させ、初めての会議を開きました。

この中では、来月15日までのおよそ2週間、可能なかぎりすべての県職員がテレワークのほか時差出勤や時間休などを活用して混雑時の感染拡大を防ぐほか、県立の学校の行事については卒業式や合格発表など一部を除き、原則として延期や中止とする方針を確認しました。

また、いずれも来月から、庁内に20人程度の専門の対策チームを設置して国との連絡調整などに当たるほか、相談態勢を充実させるため夜間と休日の電話相談について、県庁内に相談窓口を設けることになりました。
黒岩知事は「2週間で集中的に拡大防止に全力を挙げ、すでに感染の拡大期に入っているというつもりで対応していきたい」と話していました。

このほか、横浜港に停泊しているクルーズ船について、陽性反応が出ている乗客の医療機関への搬送が26日中に終わる見込みであることも報告されました。