新型コロナウイルスの感染拡大を受け、18万人以上が受験を予定していた民間の英語試験「ＴＯＥＩＣ」の来月上旬のテストが中止されることになりました。５月以降の日程に振り替えて受験してもらうということです。

民間の英語試験「ＴＯＥＩＣ」を運営する「国際ビジネスコミュニケーション協会」によりますと、中止されたのは「ＴＯＥＩＣ」の来月１日と８日の公開テストです。

２回のテストでは全国の合わせて269か所の会場で18万人以上が受験を予定していましたが、国内での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、25日夜、中止を決定したということです。

協会では受験料の返金は行わず、ことし５月以降に実施するテストの日程に振り替えて受験してもらうということです。

「ＴＯＥＩＣ」のテストが中止になるのは、東日本大震災の直後に予定されていたテスト以来だということで「国際ビジネスコミュニケーション協会」では「勉強して準備していたかたには申し訳ありませんが、安全を考慮しての決定なのでご理解いただきたい」と話しています。