新型ウイルス 北海道知事 公立学校の休校検討を要請

新型ウイルス 北海道知事 公立学校の休校検討を要請
北海道の鈴木知事は、新型コロナウイルスの感染が教育現場にも広がっていることを受け、道教育委員会に対しすべての公立学校の休校を検討するよう要請しました。
北海道内でこれまでに確認された新型コロナウイルスの感染者は25日に新たに5人確認され、全国で最も多い35人に上っていて、児童や教員、給食の配膳員やスクールバスの運転手といった教育現場にも広がっています。

こうした事態を受け萩生田文部科学大臣は児童、生徒の安全を最優先とするため北海道に対し、「臨時休校が望ましい」と伝えました。

これを受け鈴木知事は25日の対策会議で「保護者から不安の声が大変多く寄せられている。不安を解消していくため、休校を含めて検討することが必要だと思う」と述べ、感染拡大防止と不安解消のため道教育委員会に対しすべての公立学校の休校を検討するよう要請しました。

道教育委員会幹部はNHKの取材に対し「知事の発言を重く受け止め、検討していきたい」と述べ、検討を進める考えを示しました。