“ゴジラ”発言は不適切 厚労省幹部を厳重注意 加藤厚労相

“ゴジラ”発言は不適切 厚労省幹部を厳重注意 加藤厚労相
新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船の乗客らの受け入れにあたり、愛知県岡崎市で行われた説明会で、厚生労働省の幹部が不適切な発言をしたとして、加藤厚生労働大臣は、厳重に注意したことを明らかにしました。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客らを愛知県岡崎市の施設で受け入れるにあたって、厚生労働省が先週、住民説明会を開いた際、東海北陸厚生局の金井要局長は「ゴジラでもないかぎり、道路を越えて学校まで届く、くしゃみはありえない」などと発言しました。

これについて、加藤厚生労働大臣は、閣議のあとの記者会見で「緊張感を欠き、不適切な発言を行った。今般の新型コロナウイルスに関連した感染症対策、ひいては国民の皆さんの厚生労働行政への信頼を損ねるものだ」と述べ、省の規定に基づいて、24日付けで厳重に注意したことを明らかにしました。

そのうえで「私が直接伝達したところ、『深く反省している』ということだった」と述べました。

また、加藤大臣は、厚生労働省の職員の感染防止対策について、「新型コロナウイルスに関わっているところは対象にはなかなかなりえないが、そうでない職員もいるので、時差出勤やテレワークを省内でさらに拡大、徹底していきたい」と述べました。