アジア株式市場 上海で値下がり 韓国では買い戻す動きも

アジア株式市場 上海で値下がり 韓国では買い戻す動きも
25日のアジアの株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に及ぼす影響への懸念から、中国の上海市場で株価が値下がりした一方、韓国などでは買い戻しの動きが出て、株価は上昇に転じました。
このうち中国・上海の株式市場は、代表的な株価指数の「総合指数」が一時、24日の終値に比べておよそ2.8%下落しました。

その後、買い戻す動きも出て、結局、25日の終値はきのうに比べて0.6%の下落でした。

一方、ほかのアジアの株式市場では、24日、4%近く下落した韓国などで買い戻しの動きが強まりました。

各地の代表的な株価指数の終値は、24日と比べて韓国でおよそ1.1%、シンガポールでおよそ0.5%、香港でおよそ0.2%いずれも上昇し、台湾は小幅な値動きでした。

市場関係者は「韓国やシンガポールなど、きのう株価が下落した市場では買い戻しの動きが強まる展開となり、株価はひとまず上昇に転じた。しかし新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、経済への悪影響がどこまで広がるかは不透明で先行きへの警戒感は強い」と話しています。