新型ウイルス 入社式延期の動きも

新型ウイルス 入社式延期の動きも
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、企業の間では来月以降に予定していた新入社員の入社式を延期する動きも出始めています。
このうち流通大手のイオンは、4月1日に千葉市などで予定していた入社式を延期することを決めました。

出席する予定だったのはグループ全体の新入社員合わせて3000人余りで、グループの新入社員を集めて行う大規模な研修も取りやめるとしています。

また、「ユニクロ」を運営する衣料品チェーン大手のファーストリテイリングは、来月2日に東京 江東区の本部で開催を予定していた入社式を延期することを決めました。

ファーストリテイリングは毎年、ほかの企業よりも1か月ほど早く入社式を行っていて、今回は新入社員およそ350人のほか柳井正会長兼社長などが出席する予定でしたが新型コロナウイルスの感染拡大を受けて大規模な集会などを控える動きが広がっていることから、延期を決めたとしています。

両社とも入社式を改めて行う日程は現時点では未定だとしていて、感染の拡大が企業の新入社員のスタートにも影響を与えています。