「マスクせずにせき」非常通報ボタン押され地下鉄停止 福岡

新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、福岡市地下鉄で18日、せき込んでいるのにマスクをしていないとして、乗客どうしが口論になり、非常通報ボタンが押されてダイヤが乱れるトラブルがありました。
福岡市交通局によりますと18日午後8時ごろ、福岡市地下鉄の七隈線の列車内で非常通報ボタンが押され「マスクをせずにせき込んでいる人がいる」と乗客の男性から通報がありました。

列車は最寄りの別府駅に停止し、駅員が事情を聞いたところ、せき込んでいた乗客の男性がマスクをしていなかったことをめぐり、通報した男性との間で口論になったと説明したということです。

この影響で列車には3分の遅れが出たほか、ツイッターなどのSNSでも投稿があり、関心が集まりました。

福岡市交通局によりますと、マスクの着用をめぐって非常通報ボタンが押されたのは初めてだということで、担当者は「感染が拡大するなか、市民の間で不安が広がっているのではないか」と話しています。