東京マラソン 一般ランナーに措置を検討 小池都知事

東京マラソン 一般ランナーに措置を検討 小池都知事
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため一般ランナーの参加を取りやめた東京マラソンについて、東京都の小池知事は、大会終了後に収支を確認したうえで、一般ランナーに対して何らかの措置を講じることができないか検討する考えを示しました。
来月1日の東京マラソンについて、主催する財団は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためすべての一般ランナーの参加を取りやめ、代わりに来年の大会に出場できるようにしました。

ただ、すでに支払われたことしの参加料などは返金せず、来年の大会に出場する場合は新たに参加料が必要になります。

これについて、東京都の小池知事は記者会見で「参加料が返金されないのかについてはさまざまな意見をいただいた。マラソン大会は準備段階から多くの時間と費用を要していて、返金されないことは一般的とも言われている」と述べました。

一方で、小池知事は「大会終了後、財団が収支を精算する。収支を確認したうえで一般ランナーに対してどのようなことができるのか、財団と相談して検討するよう指示している」と述べ、参加できなかった一般ランナーに対して何らかの措置を講じることができないか検討する考えを示しました。