クルーズ船批判に「正確な情報発信が重要」茂木外相

クルーズ船批判に「正確な情報発信が重要」茂木外相
新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船をめぐり、日本政府の対応に海外メディアから批判が出ていることについて、茂木外務大臣は、政府の取り組みに関する正確な情報を透明性をもって国内外に発信することが重要だという考えを示しました。
横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」をめぐり、海外のメディアからは、船内の感染対策や下船した人たちへの日本政府の対応に批判や懸念が相次いでいます。

これについて茂木外務大臣は、閣議のあとの記者会見で、「わが国の取り組みについて、正確な情報を透明性をもって適時適切に国内外に発信していくことが重要だ」と述べました。

また茂木大臣は、クルーズ船から下船し、チャーター機などで帰国した外国人の乗客・乗員は、これまでにアメリカ、韓国、オーストラリアなど、合わせて759人となっているほか、チャーター機派遣の調整をイギリスやイタリアなども進めていることを明らかにしました。

一方、ことし4月に予定されている中国の習近平国家主席の日本訪問について、「いくつかの準備会合などが延期になっているので、そういったことも考えながら準備を加速していく必要がある」と述べました。