東海道新幹線 利用者8%減 中国人旅行者減少など影響

東海道新幹線 利用者8%減 中国人旅行者減少など影響
JR東海は今月1日から19日までの東海道新幹線の利用者が、去年の同じ時期と比べて8%減少したことを明らかにしました。新型コロナウイルスの感染拡大で中国人旅行者の利用が減少したことなどが影響しました。
JR東海によりますと、東海道新幹線の今月1日から19日までの利用者は、速報値で去年の同じ時期と比べて8%減少しました。また特急列車の利用も15%落ち込みました。

減少した理由について会社では新型コロナウイルスの感染拡大で中国人旅行者の利用が減ったことに加え、平日に比べ休日の落ち込みが大きいことから日本人も国内旅行を控えているのではないかと分析しています。

またホテル事業では現時点で宿泊のキャンセルによって、1月から3月末までの期間に、売り上げが1億円余り減少することが見込まれるとしています。

商業施設でも「ジェイアール名古屋タカシマヤ」などが入る名古屋の駅ビルで、今月1日から16日までの売り上げが6.3%減りました。
JR東海の金子慎社長は記者会見で「外国人向けの旅行商品はずっと増加基調だったが、1月末から勢いがない。国内でも旅行や外出を控える動きがあり、先のことは見通せない」と述べました。