名古屋ウィメンズマラソン 一般の部のレース中止へ

名古屋ウィメンズマラソン 一般の部のレース中止へ
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、来月8日に予定されている名古屋ウィメンズマラソンの実行委員会は、市民ランナーなどが出場する「一般」の部のレースを中止すると発表しました。一方、東京オリンピックの女子マラソンの代表をかけトップランナーが出場する「エリート」の部は開催するということです。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、来月1日に行われることしの東京マラソンは一般ランナーの参加が見送られました。

来月8日には「名古屋ウィメンズマラソン」が行われる予定で、大会の実行委員会が運営方法の検討を進めてきましたが20日、市民ランナーなどが出場する「一般」の部のレースを中止すると発表しました。

一方、東京オリンピックの女子マラソンの代表をかけトップランナーが出場する「エリート」の部については予定どおり開催するということです。

今回中止となった一般の部のランナーには参加料の返金は行われないほか、次の大会の出走権はないということですが、実行委員会は専用のスマートフォンアプリを使って実際のフルマラソンと同じ距離を走る「オンラインフルマラソン」を行うことを決めました。

この「オンラインマラソン」で完走した場合、オリジナルのペンダントなどの賞品が贈られるということで、詳しい開催期間やルールなどを検討しています。

ことしの名古屋ウィメンズマラソンは福士加代子選手などのほか、一般ランナーも含めておよそ2万4000人の出場が予定されていました。

実行委員会は「これまでずっと準備を進めてきたが、感染拡大が確認される中での実施は困難だと判断した。すべての参加者の安心安全を考えた結果だ」としていて、沿道での応援についても自粛するよう呼びかけています。