政府 かぜの症状がある人が休みやすい環境整備呼びかけ

政府 かぜの症状がある人が休みやすい環境整備呼びかけ
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、政府は発熱などの症状がある人には外出を控えてもらうことが重要だとして、各地の経済団体や教育委員会などを通じて、会社や学校での休みやすい環境整備への協力を呼びかけることにしています。
新型コロナウイルスへの新たな感染が国内各地で確認されていることを受けて、安倍総理大臣は、18日開かれた政府の対策本部で、感染拡大を防ぐためには、発熱などのかぜの症状がある人には外出を控えてもらうことが大切な行動だと呼びかけ、各閣僚に対し、環境整備に努めるよう指示しました。

これを受けて厚生労働省をはじめ、経済産業省や文部科学省など関係省庁は、先に公表した相談・受診の目安も踏まえ、症状がある人には会社や学校を休んでもらうよう、各地の経済団体や教育委員会などに周知を要請することにしています。

また、職場に出勤せずに在宅などで働く「テレワーク」や、通勤ラッシュを避ける「時差出勤」を積極的に導入するよう呼びかける方針です。

一方、大規模なイベントの開催について、厚生労働省は主催者の判断に委ねるとするものの、多くの人が密集することが想定される場合には、かぜなどの症状がある人の参加自粛や開催時期の延期なども含め、注意点を示すことも検討しています。