日中外相会談 新型ウイルス感染拡大防止へ緊密連携で一致

日中外相会談 新型ウイルス感染拡大防止へ緊密連携で一致
新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、茂木外務大臣は中国の王毅外相と会談し、現地の日本人を帰国させるチャーター機派遣への協力に謝意を伝えたうえで、感染拡大を防止するため緊密に連携していくことで一致しました。
国際会議にあわせてドイツ・ミュンヘンを訪れている茂木外務大臣は、日本時間の16日未明、中国の王毅外相と会談しました。

この中で茂木大臣が新型コロナウイルスの感染拡大が続く、中国 武漢から日本人を帰国させるチャーター機派遣について、「中国が全面的に協力してくれていることを高く評価している」と述べ、謝意を伝えました。

そのうえで、茂木大臣が「日本としても中国政府の取り組みに、これからも全力で協力していきたい」と述べたのに対し、王外相は日本側からの支援物資の提供に謝意を伝え、両外相は感染拡大を防止するため、緊密に連携していくことで一致しました。

一方、茂木大臣は、この問題による影響も懸念されている、ことし4月の習近平国家主席の国賓としての日本訪問について、「日中が世界の平和と繁栄への大きな責任をしっかり果たす意志を内外に示す機会にしたい」と述べ、両外相は現時点では予定どおり実施するために、準備を着実に進めていくことを確認しました。