新型ウイルス感染患者にエイズ発症抑える薬投与 治験へ

新型ウイルス感染患者にエイズ発症抑える薬投与 治験へ
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感染が相次ぐ新型コロナウイルスの治療法を確立するため、厚生労働省は海外で症状の改善が報告されたエイズの発症を抑える薬を患者に投与し、効果を調べる治験を始めることになりました。
新型コロナウイルスによる感染症については、タイなど海外の複数の国で、エイズの発症を抑える「抗ウイルス薬」を患者に投与したところ、症状の改善が見られたと報告されています。

この薬はアメリカに本社がある製薬会社が製造販売するもので、厚生労働省は新型コロナウイルスに感染した患者に投与し、治療の効果や安全性を確かめる治験を行うことを決めました。

実施するのは東京 新宿区の国立国際医療研究センターの治療グループで、先月、この薬をウイルスに感染した肺炎の患者1人に投与したところ、薬の効果によるものかははっきりしないものの、症状が改善したということです。

治療グループではほかの患者にも薬の投与を行ってデータを集めるほか、効果的な使用方法なども検証することにしています。

国はこの治験に3億5000万円を投じるほか、ウイルス検査の迅速診断キットの開発や、ワクチンの開発なども合わせて進め、予防や診断、それに治療法の確立を目指したいとしています。