日中外相が会談へ 新型ウイルス対応や習主席訪日で意見交換か

茂木外務大臣は訪問先のドイツで中国の王毅外相と会談し、新型コロナウイルスへの対応をめぐって協議するほか、この問題による影響も懸念されている4月の習近平国家主席の日本訪問についても意見を交わす見通しです。
茂木外務大臣は、各国の閣僚らが安全保障をテーマに意見を交わすミュンヘン安全保障会議に日本時間の15日出席するため、ドイツを訪れていて、会議に合わせて中国の王毅外相と会談します。

この中で茂木大臣は新型コロナウイルスをめぐり、中国の湖北省からのチャーター機派遣への協力に謝意を伝えるほか、今後の感染拡大の防止に向けた対応をめぐって協議することにしています。

またこの問題による影響も懸念されている4月の習近平国家主席の国賓としての日本訪問についても意見を交わす見通しで、茂木大臣は14日の記者会見で「国賓としての来日を予定どおり進めたいと思っており、その準備について協議したい」と述べました。

茂木大臣はドイツ滞在中、ロシアのラブロフ外相との北方領土問題を含む平和条約交渉や、北朝鮮問題をめぐる日米韓3か国の外相会合に臨むほか、韓国やイランの外相との個別の会談も行う予定です。