中国 王毅外相“感染は抑制可能 経済影響は一時的”

中国 王毅外相“感染は抑制可能 経済影響は一時的”
中国の王毅外相は訪問先のドイツで記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大について「抑制可能だ」と強調し、経済への影響も一時的なものだという見方を示しました。感染拡大が続く中でも強気の姿勢をアピールすることで、国際社会の懸念を払拭(ふっしょく)するねらいがあるとみられます。
中国の王毅外相は13日、国際会議への出席に合わせて訪問しているドイツでマース外相と会談し、そろって記者会見しました。

中国外務省によりますと王外相は、感染拡大が続く新型コロナウイルスについて「このところの努力で感染を抑制しつつある」と述べ、最も状況が深刻な湖北省以外で新たに確認された患者の数が10日間連続で減っていることなどを挙げて、対策の効果が出ていると指摘しました。そのうえで「総合的に見て抑制可能で治療することもできる」と強調しました。

また王外相は感染拡大による中国経済への影響についても「いくらかの影響はあるが、一時的なものだ」と述べ、感染拡大が収まれば経済はすぐに回復に向かうという見方を示しました。

王外相としては強気の姿勢をアピールすることで、新型コロナウイルスの感染拡大や経済への影響について、国際社会の懸念を払拭するねらいがあるとみられます。

マース外相「アジア系差別 許されない」

一方、ドイツのマース外相は13日、ベルリンで王毅外相と共同で記者会見に臨み、新型コロナウイルスの感染拡大の防止に向けて、中国を最大限支援していく考えを示しました。

そのうえで新型コロナウイルスの感染が広がる中で、ヨーロッパでも中国やアジア系の人々が差別的な言動を受けているとされる問題を念頭に「中国の国民やアジア系の顔だちをした人々に対する人種差別や攻撃は決して許されない」と呼びかけました。