IPCC前議長パチャウリ氏死去 地球温暖化対策訴える

IPCC前議長パチャウリ氏死去 地球温暖化対策訴える
国連のIPCC=気候変動に関する政府間パネルの議長を13年にわたって務め、ノーベル平和賞受賞に貢献したインド人の科学者、ラジェンドラ・パチャウリ氏が亡くなりました。79歳でした。
インド出身のパチャウリ氏は、アメリカの大学で研究を続けたあと、1982年からインドのエネルギー関係の研究機関の責任者を務めました。

パチャウリ氏は、1980年代の後半から研究者として気候変動への対応を訴える活動を続け、2002年には、IPCCの3代目の議長となりました。

議長を務めていた2007年には、国際社会に地球温暖化の問題を知らしめた活動を高く評価され、アメリカのアル・ゴア元副大統領とともにIPCCがノーベル平和賞を受賞し、パチャウリ氏が代表として授賞式に出席しました。

パチャウリ氏は、インド政府から二度にわたって市民賞を受賞したほか、2009年には日本政府から「旭日重光章」を叙勲されています。

2015年には、インドの研究機関で働く職員の女性に対してセクハラ行為をした疑惑が持たれIPCCの議長を辞任しましたが、その後も世界各地で地球温暖化への対策を呼びかける活動を続けていました。

パチャウリ氏が責任者を務めたインドの研究機関は13日、パチャウリ氏が亡くなったことを発表しました。79歳でした。