車いすバスケ 観客から東京パラでの実施求める声

車いすバスケ 観客から東京パラでの実施求める声
クラス分けのルールが守られていないとして東京パラリンピックの実施競技から除外される可能性があると国際パラリンピック委員会から警告を受けた車いすバスケットボールで、女子の大会が大阪市で始まり、観客からは東京パラリンピックでの実施を求める声が相次いであがりました。
車いすバスケットボールをめぐっては、国際競技団体が障害のクラス分けのルールを守っていないとしてIPC=国際パラリンピック委員会が先月31日、ルールを改善しなければ東京パラリンピックの実施競技から除外する可能性があると警告しました。
14日からはイギリスとカナダ、それに日本が参加して大阪市で女子の大会が始まり初戦で日本はおととしの世界選手権で2位だったイギリスと対戦しました。

日本は、持ち味の守備力を生かして格上相手に善戦したものの44対49で敗れ、続くカナダ戦でも46対63で敗れました。

数年前から毎年、この大会に観戦に来るという71歳の女性は「選手が頑張っている姿が本当にすごいと思う。東京パラリンピックでもぜひ競技をやってほしいし、日本にはいい成績を残してもらいたい」と話していました。

また、京都府から訪れた50代の男性は「障害のクラス分けは難しい問題だと思うが、競技の特性がそれぞれにあると思うので、IPCには競技にあった考え方をしてもらい、東京で実施してもらいたい」と話すなど、観客からは東京パラリンピックでの実施を求める声が相次いであがりました。

大会は16日まで大阪市中央体育館で開かれます。

代表選手は目標の銅メダル獲得へ集中

IPC=国際パラリンピック委員会は、ほかの競技では障害と認められない選手がプレーしている恐れがあるとして競技の公平性を保つため、今後、車いすバスケットボールでパラリンピックに出場できなくなる選手が出る可能性を示唆しています。

試合後、障害が2番目に軽いクラスのキャプテン、藤井郁美選手は、東京パラリンピックに向けて「私たちはやるべきことをぶらさずに、しっかり課題に取り組んでいきたい。チームで掲げた銅メダル獲得に向かってとにかく強い気持ちであきらめずに最後までやっていきたい」と話していました。

また、障害が最も軽いクラスで大阪出身の網本麻里選手は「チームとして一致団結して、銅メダルを目指していきたい」と話していて、選手たちは東京パラリンピックでの銅メダルという目標に向かって競技に集中する声があがりました。