トランスジェンダーの選手の出場は不公平 米で女子高生が提訴

トランスジェンダーの選手の出場は不公平 米で女子高生が提訴
心と体の性が一致しないトランスジェンダーの選手が、女子を対象にしたスポーツ競技に出場するのは不公平だとして、アメリカの高校の女子選手たちが出場の禁止を求める訴訟を連邦裁判所に起こし、裁判の行方が注目されています。
訴えは、12日、アメリカ東部コネチカット州の高校に通う、陸上の女子選手3人が連邦裁判所に起こしました。

3人は、男性の身体的特徴を持ったトランスジェンダーの選手が女子の競技に参加した結果、大会で上位に入り、奨学金を得ることができなかったとして、女性が教育とスポーツの機会を受ける権利を定めた連邦法に違反しているとしています。

一方、大会を主催する州の学校協会は、すべての生徒が、本人が認識する性別で扱われるべきだという州法に基づいた判断で、対応は適切だとしています。

訴えを起こした選手の1人は「性の同一性についての考え方と生物学的な公平さは別問題だ。すべての女性は公平な競技環境を与えられるべきだ」と話しています。

これに対してトランスジェンダーの選手の1人は「私は女性として、周りと同じように競技に出場しているだけだ。勝利によって批判され、努力が認められないのは不公平で心が痛む」と話しています。

トランスジェンダーの選手をめぐっては、陸上の国際競技団体、世界陸連が、男性ホルモンの値が先天的に高い女子選手の、国際大会への出場を制限する規定を設けるなど、世界的にも議論を呼んでいます。